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オリペナ~優勝への閂~ 3年目後期①

前回はこちら

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3年目後期その①です。セリーグ各チームのチーム状況とそれに対する寸評を書いています。また前期に入団していた外国人選手の能力も見ていきます。

 

 

チーム成績の掲載順は前期時点での順位になっています。

なお表彰式終了時の成績を掲載しているので一部タイトルが明らかになっています。

 

チーム成績(セリーグ

神戸セネタース

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【寸評】

先発は高塚がリーグトップクラスの投手として13勝を挙げた。他の先発陣も好調。トーミー、久留主、榊原は防御率3点台でQSはあまり挙げられなかったもののある程度形になる試合作りをし、チームに大きく貢献した。リリーフ陣は大きく波がある形に。守護神の塩屋は持ち前のカットボールを生かした投球で50Sと最多セーブ、12HPも挙げた。5年目の宮林もセットアッパーとして活躍、狩野もロングリリーフもこなす形でHPは少ないもののしっかりと貢献した。一方で他のリリーフ陣は非常に不安定でイニングこそ消化したものの5点台と負けはつかなかったものの守り切ることは出来なかった。
打線は平均的。打率はリーグワースト2と打てなかったものの全体の出塁率は悪くなく、しっかりと四球を選ぶことが出来たこともあり得点はリーグの平均的なところに。特にA.ガードナーはその恩恵に与ったのか2度目となる100打点を達成、他にも今季入団したバクスターが長打を放って活躍を果たした。

【注目選手】高塚 翔

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【今季成績】2023年

22登板(内22先発) 168回2/3 1.81 勝率.722 13勝5敗 0H 0S
8完投 7完封 182奪三振(率9.71) 40四球 3死球 四死球率2.29 0暴投 
4被本塁打(率0.21) 128被安打 被打率.210 35失点 34自責点 WHIP1.00

倉敷サンシャインズ

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【寸評】

先発は和氣が投手3冠。4完封10完投の圧倒的な投球もさることながら打線の援護にも助けられて15勝1敗。2種の縦に落ちる変化球で三振を奪いに奪って奪三振王も獲得した。他の先発陣はおおむね好調。打線の強さもあり多くの投手が勝ち越しを決めた。リリーフでは星崎がセットアッパーとしてフル回転、50HPで最優秀中継ぎのタイトルを獲得し、昨年から守護神の武士沢は今季も好調で36Sと試合をしっかりと締めくくった。他のリリーフ陣も概ね好調で安定した活躍を見せた今季入団したダルトリーも24HPとしっかりと試合を守った。
打線は爆発力が光った。主砲塩見は3年連続となる30本塁打を達成、昨年一昨年と燻っていたペレスは今季爆発、全試合に出場して39本塁打と大台には1本足りなかったものの期待されていた長打力が光り、リーグ2位の本塁打数とまでなった。一方で打線の浮き沈みはそれなりに見られ、クリーンナップ以外からの得点は少なかった。

【注目選手】和氣 悠希

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【今季成績】2023年

23登板(内23先発) 177回2/3 2.08 勝率.938 15勝1敗 0H 0S
10完投 4完封 204奪三振(率10.3) 57四球 8死球 四死球率3.29 1暴投 
9被本塁打(率0.46) 154被安打 被打率.232 43失点 41自責点 WHIP1.19

武蔵野グリーンフロッグス

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【寸評】

先発陣は不安定。今季の規定投球回到達者はケガもあってか0人で一番投げた永久保は防御率3.01と試合を作れたものの他の投手は試合を作れないことが多く、しっかりと仕事を果たしたとは言えない状況だ。一方のリリーフ陣はある程度形作れており、先発陣をしっかりと支える形となった。ただし守護神を務め続けている苅部は防御率5点台で9敗と守護神という名が重すぎる成績。あと1セーブで通算100セーブの大台に乗るもののこれでは流石に厳しいか。
その投手陣をしっかりと支え切ったのが打撃陣。主砲の東郷は昨年の不振から回復、その手法を支えたニコラスも昨年から大きく飛躍して2人が3割30本100打点を記録。リーグトップの打撃で得点をもぎ取った。しっかりと塁に出た伊達や勇次、高卒新人ながら大半の試合に出場し、3割近い打率を誇った山上という次世代を担う怪物も特筆に値する働きを見せた。

【注目選手】ウィリー・ニコラス

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【今季成績】2023年

143試合 .330(552打数182安打)  32二塁打 0三塁打 30本塁打 110打点 108得点 0盗塁(.---)
83三振 85四球 7死球 0犠打 5犠飛 19併殺 出塁率.422 長打率.551 OPS.973 RC27:8.35

NOBELボンバーズ

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【寸評】

先発は円城寺が活躍。前期は最優秀防御率に値する成績を出していただけに後期もそれなりの活躍を見せ、14勝を挙げた。一方で他の先発陣はかなり厳しく、池原を除く全員が防御率4.00以上でその池原も3.96と大差ない活躍で勝ちに結びつけることは出来なかった。リリーフは清水弟と中江を中心に活躍。清水弟はリーグ2位*1の71試合に登板し、リリーフだけで95イニングを投げて苦しい先発事情を支えた。2年目の中江も昨季から飛躍し、68登板。一部の選手に登板が集中したものの十分に活躍出来たのではないだろうか。一方で昨年活躍した清水兄は不調。起用が流動的になったこともあってか7敗を喫してしまい、不本意な結果となった。
打撃陣は陽頑童以外は不安定。規定打席に到達したのは陽頑童だけで萩原は首位打者を獲得したものの認定首位打者、杉山もケガやコンディション不良で前線から離脱することが多々あり、打力があるものの十分に発揮できなかった。他の選手は結果を残せず。正捕手の滝川は打率がある程度見れるものにはなったものの長打が二塁打1本のみでOPS.546と厳しい数字となった。しかし規定に到達した陽頑童は3割30本100打点を記録、チームの主軸として猛威を振るった。

【注目選手】萩原 仁浩

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【今季成績】2023年

111試合 .373(375打数140安打)  32二塁打 9三塁打 9本塁打 54打点 71得点 30盗塁(.811)
47三振 37四球 6死球 1犠打 3犠飛 3併殺 出塁率.435 長打率.579 OPS1.014 RC27:10.08

※認定首位打者なのでタイトルとしての打率は.354

長崎NOAH'S ARKS

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【寸評】

先発は稲尾と鶸田が好調。しかし稲尾は長いイニングを投げることが出来ずにチーム最多の25試合に先発登板してQS率は僅か36%、規定投球回にも到達せず防御率こそいいものの一線級の活躍が出来たとは言い難いか。他の先発陣は仕事を果たせたとは言い難く辛うじてリリーフ併用でノーヒットノーランを達成した木田竜が活躍したと言っていいだろう。リリーフ陣は大きく波があったが重要なポジションであるセットアッパーと守護神は完全に仕事を果たし勝利に貢献。轟は昨年から引き続き守護神として活躍し防御率0点台を達成。100Sも記録して名球会入りも遠い話ではないか。
打線は上手く噛み合わなかった。主力はある程度打つもののケガによる離脱も多く全試合に出場した選手は0。控えは打率を残すことが出来ず本来もっと得点できてもおかしくないチームだが、噛み合わずにリーグ最少得点となった。しかし主砲の柊は復活しており、昨年から大きく飛躍。3割30本の大台には届かなかったものの迫る数字を残した。

【注目選手】柊 純也

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【今季成績】2023年

106試合 .29(381打数113安打) 10二塁打 0三塁打 28本塁打 69打点 65得点 12盗塁(.522)
87三振 72四球 2死球 0犠打 3犠飛 9併殺 出塁率.408 長打率.543 OPS.951 RC27:7.55

TeNKUシーウィングス

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【寸評】

先発は小谷野木芳賀の三本柱が活躍。3選手とも圧倒的な投球を見せたとは言い難いものの安定した投球でしっかりと試合を作り援護もあって3人とも勝ち越し。小谷は昨年の不振から大きく立ち直った形となった。一方で他の先発は心許なくこの3人以外はローテーションに入るものの全く定着できずに様々な選手が投げては去っていった。
リリーフは安定。福富はHPこそ稼いでいないものの際立った活躍を見せ、今季守護神として活躍した岩岡も29Sを挙げチームに貢献。足りない先発の枠をしっかりと支える活躍となった。
打者はやっぱりこの人、高宮。今季はボンバーズ萩原に2年連続三冠王を阻まれたものの本塁打と打点でトップに。3年連続3割40本100打点を記録して3年連続となる本塁打王に輝いた。他にも3年目のアリングや長峰ら中軸がしっかりとチームを引っ張り、3位以降を突き放すリーグ2位の得点力を見せた。

【注目選手】高宮 汰菜

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【今季成績】2023年

143試合 .329(520打数171安打)  26二塁打 0三塁打 47本塁打 130打点 109得点 盗塁(.556)
67三振 108四球 6死球 0犠打 6犠飛 14併殺 出塁率.445 長打率.650 OPS1.095 RC27:10.24

長良川ペリカン

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【寸評】

先発は高山と高木信が活躍。高木信は衰えこそ隠せなくなってきたものの19試合に先発して2完封を含む9勝、高山は6完投2完封としっかりと投げ切り味方の援護もあって13勝を挙げた。新垣もそれなりの活躍を見せたものの援護に全く恵まれずに13敗、相手エースに当たることが多かったのか苦戦を強いられる結果となった。他の先発陣はかなり厳しく多くの選手を試したものの定着とまではいかなかった。
リリーフは外国人選手が活躍。昨年40Sを挙げた守護神フィンクは今季中継ぎに。代わりに入ってきたブリテンを含めて一定の成果を挙げてチームに大きく貢献。他には長谷川がリリーフとして覚醒。セットアッパーとして圧倒的な投球を見せてまさかの0点台を記録して安心感しかない投球を見せた。
打線は上々。守備の関係からかフルイニング出場しなかった李昌珉を始めとした控え3人が規定打席に到達していないものの3割超。主砲である棚橋に加えて捕手の加茂が長打を放つことでしっかりと得点を掴み、チーム最高打点76と両リーグでもかなり低い方であるのにもかかわらずリーグ3位タイの得点力を見せた。

【注目選手】高山 健

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【今季成績】2023年

21登板(内21先発) 152回2/3 3.24 勝率.813 13勝3敗 0H 0S
6完投 2完封 83奪三振(率4.89) 82四球 6死球 四死球率5.19 1暴投 
16被本塁打(率0.94) 137被安打 被打率.245 55失点 55自責点 WHIP1.44

ちばらきロジスドッグス

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【寸評】

先発陣は大きく先発は良くも悪くも安定。防御率2.00台の選手は規定投球回未到達者含めても1人もいなかったものの他球団には複数いる防御率5.00以上の先発経験者は笠間の8.22のみ。しかも15回1/3しか投げておらず全体としては4.00前後の成績に留まり、先発に大きく悩まされる年ではなかっただろう。エース本田の活躍が光った。
リリーフはやや不安定。セットアッパーを務めた中宮は27HPとしっかりと試合をつないだものの守護神である豊嶋が試合を締めれたとは言い難い成績で大きく響いた。
打線はラムが覚醒。打率.328 23本塁打とチーム記録を塗り替える活躍を見せて主軸に完全に定着。上位打線の奮闘もあり打点も91にまで伸ばした。他の打撃陣も打率はそれなりの結果を残したものの長打が不足しており、リーグ最下位の本塁打数と塁に出てもそれを活かせる選手が少なかったことが大きな不安要素。もう一人大砲が加われば話は変わってくるか。

【注目選手】酒々井 南

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【今季成績】2023年

124試合 .281(47打数134安打)  27二塁打 2三塁打 6本塁打 31打点 68得点 44盗塁(.759)
65三振 3四球 11死球 4犠打 0犠飛 5併殺 出塁率.347 長打率.384 OPS.731 RC27:5.07

 

 

新外国人選手

5月7日 シーウィングス デイ

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【寸評】

成績としては前期から戻したもののやはり能力から考えてもかなり下ブレた印象。能力としては十分強い人材だが、現在衰えが着実に進んでおり来季が活躍を見せられる最後の機会になりそう。

5月27日 クラウンズ ヘクト

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【寸評】

機会を貰い一定の活躍を見せたもののやはり能力の弱さが響いた。大きな強みが制球とケガをしないことなのだがそのレベルのリリーフは替えが効いちゃうのでリリースとなるだろう…。

6月2日 NOAH'S ARKS エドガー

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【寸評】

前期から大きく成績を落とし、大きな強みのない選手の弱さを露呈することとなった。ケガをしやすい選手でもあるので来季の契約はどうなるのか…。

6月8日 クラウンズ ブリキューズ

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【寸評】

一定の出場機会を貰って9本塁打。ライバルとなるロサリオと比較すると頭一つ抜けた印象があるものの現在衰えを見せてきてることもあり来季の活躍は少し厳しいか。ロサリオの方が伸びしろがあるため生き残りは厳しいかもしれない。

 

 

雑感みたいな

今季は投手四冠及び打者三冠がギリギリで阻止されました。和氣に関しては打線のおかげもあると思いますがエース対決を延々と制していると思われるのでリーグ最強投手と言っていい活躍でしょう。高塚もそれに劣らない活躍を見せてくれましたが。そして高宮がヤバイ。3年連続で本塁打王ってなに…?
順位に関しては変動があったりなかったりなので明日or明後日の更新をお楽しみください。それでは。

 

次回(明日)

 

*1:1位はサンシャインズ星崎の72試合