パワプロのこととかを書くブログ

タイトルどおりです。パワプロのことを書くだけです。

パワプロへの育成制度の導入についての考察

※この記事はパワプロに育成制度が導入されたらどうなるのかを考察したものであって、パワプロに育成制度が導入されたわけでも何でもないのでご注意を。

 

タイトルにあるようにパワプロに育成制度が導入されたらどうなるのかについてパカパカ考えようと思います。個人的には消極的反対派です。

 

 

プロ野球には「育成制度」というものがあります。まあ詳しいことはWikipediaでも見てもらえればいいかなと思うんですが、雑に説明すると…

プロ野球には支配下登録数の上限(70人)があるが、それにあぶれるものの有望な選手を確保するために支配下登録とは別に球団が選手を保有できる制度

ということになるんでしょうか。まあ支配下登録とは別なので1軍の試合に出ることが出来なかったり、新人から3年縛りがあったりと結構複雑な制度になります。なのでWikipediaとか見てもらえればいいかなと思います。

 

具体的な説明はWikipediaとか諸々の説明してくれるサイトに任せて、育成制度導入のメリットとデメリットについてガガガっと考えていきたいと思います。

 

育成制度導入のメリット

よりリアルなペナントモードに

現実に存在する育成制度を導入することによってリアルなペナントモードになるのは確実でしょう。支配下登録全員が収録されたのと同様に没入感が増すと思います。

プロ野球ファンにとってはこれが結構重要で、例えば育成から支配下登録された選手がシーズン中にある時は「あ、名前は知ってる!」という選手が出てくるのと「知らないなぁ」と思いながらニュースを見るのじゃ全然ワクワク感が違うのでそういう面ではあるとプロ野球が楽しくなるんじゃないでしょうか。

支配下登録の事実上の上限解放

現状は1軍と2軍しかないため、球団に所属させることのできる選手は支配下登録70人が上限となっています。で、この70人というのが思ったよりも少ないです。

これはペナント&マイライフのAIが衰退期にならないと自由契約にしないとかいう変な判定にしていることが大きな原因なのですが、上限70人でも全然自由契約にしないので選手の流動性があまりにもしょぼいです。数年たったらCOMの大体の球団が70人パンパンに使っています。

で、これを育成制度の導入によって解消されるかもしれないという希望が出てきます。少なくとも育成導入に加えてAIの判定を少し変えるだけでも現状よりは緩和されるでしょう。

ついでに言えば現実と同様に「支配下まではいかなくても置いておきたい選手」みたいなのが出てきたときに育成選手として上限を超えて自球団に所属させることが出来ます。

1年以上のケガを負った選手を一時的に育成契約に出来る

これは現実でもよくあることなんですが、手術などで翌シーズンの出場が少ない選手を育成契約にして支配下登録枠を空けるということが出来ます。パワプロでは1年以上のケガがたまーにあったと思うんですが、そういう場合に邪魔にならないというのは結構大きいとは思います。

 

だいたいメリットとしてはこんなところじゃないでしょうか。

基本的に実在の育成選手がパワプロに収録されることと支配下登録の上限が事実上撤廃されることによるゲームとしての巨大化がメリットでしょう。

 

育成制度導入のデメリット

育成制度が結構ややこしい

そもそも育成制度自体が結構ややこしいです。

まずドラフトで獲得した育成選手は3年で契約が一旦切れて自由契約になります。ので現状のシステム通りにいくと3年が経過した選手は自由契約選手獲得フェーズで再度育成選手の契約をやる必要があります。

ただし一度でも支配下登録になった選手に関しては別でこれが毎年になります。これはゲームとしてかなり面倒くさいシステムになるんじゃないでしょうか。

また支配下で65人以上登録していないと育成制度は利用できないという規定があります。まあこれはどうにかなるとは思いますが、システムとして結構ややこしい&面倒とは思います。自由契約選手獲得フェーズのあとくらいで「支配下65人にしてください!」ってなるので。

でー、パワプロは比較的ライトユーザー向けなので結構制約があったりする育成選手制度を導入してもこのややこしさの方が強く出ちゃうんじゃないかなって感じがします。

選手の生きてる感が薄くなる

意味がわからないと思うんですが、選手の自由意思感がなくなるってやつですね。

自由契約選手獲得フェーズで顕著だなと思っているんですが、現状のペナントって一人用モードなので自由契約選手って絶対に獲得できるじゃないですか。他の球団にとられましたーみたいなものがない(そもそも条件提示も出来ないし)。

これって結構つまらないなと思ってて、自由契約になったそこそこ有望な選手が複数球団から請われるみたいなことがあってもおかしくないのにパワプロではそれがない。プレイヤーに変に有利なシステムで「道具があるから拾う」みたいになっているのが個人的に好きじゃない。

で、育成選手契約って選手にとってあまり条件の良くない契約なんですが、現行のままだとそれを絶対に出来る状況になりかねなくて余計に選手の道具感が加速するんですよ。そうなると面白くないなって。

まあこれに関しては自由契約選手獲得フェーズあたりを色々変化させればいいとは思うんですがね。プロスピ2015とかだとオフシーズンが10ターンくらいになっててそこで選手の契約とかしていたみたいなのでそんな感じにしてほしいですね。

 

だいたいこんなところですかね。少ないな。

あえて言えば「実在の育成選手がまともに査定されるとは思えないから」みたいなのもありますね。あと育成選手分KONAMIの業務量が増えてその分リソースが割かれるのもデメリットです。*1

情報が少ないのもあると思いますけど、実際に査定されても現状の使えるかわからないドラフト下位の新人選手とかよりも弱くなることが予想されるので、そういう選手を導入しても使えるようにはならないんじゃないかみたいな気持ちがあります。

まあこれに関しては現行の育成システムを抜本的に変えたらいいんじゃないかなみたいなところがありますが。

 

個人的には賛成しかねるんですよ。言ってしまえば「ややこしい」のと「現行のシステムで導入しても面白くなりにくい」から。

特に自由契約周りのことについてはどういう形で導入するのかという問題が大きいと思います。自由契約選手獲得フェーズで育成更新するのガチでダルいと思いますよ。

導入賛成派の人は、育成出身の選手が出てきているので話題性から「育成制度導入しろー」って言ってるんだと思うんですけど、実際にこの面倒くさいシステムが導入されてもその土壌であるAIやシステムをどうにかしないと全く面白くならないんじゃないでしょうか。

あとKONAMIの査定から考えると、導入されても実在の育成選手がゲーム上で活躍するまで育てることは現状では結構厳しいと思います。絶対に弱いので。

 

まあプロスピで導入するのならいいんじゃないでしょうか。あっちはややこしいシステムが導入されても全然OKなユーザーが多いでしょうし。そっちでの運用が上手くいけばパワプロでも導入してほしいですね。(発想が毒見のそれ)

 

個人的には変にコストがかかってそこまで面白くならないシステムにリソースを割くよりも、普通にプレイしているだけでドラフトに参加しなかったりする程度に支配下登録人数の使い方が下手くそだったり、外野のポジションや中継ぎの起用が滅茶苦茶だったりする起用法のAIだったり、勝利数一辺倒な年俸査定とかの改善をもう少し修正するなりしてほしいです。

*1:書こうかなと思ったけど、いちいち書くのが憚られるので書かなかった。