今朝の続きです。
今回は技巧派に転向したバージョン。
ご尊顔
では能力。
荒巻 淳
1950～1962年
ポジション：投手 投打：左投左打
経歴：旧制大分商業学校→急性大分経済専門学校→星野組→毎日オリオンズ＆毎日大映オリオンズ→阪急ブレーブス
【投手通算記録】
508登板（内169先発） 2202回2/3 2.23 勝率.618 173勝107敗
完投85 完封16 奪三振1069(率4.37) 四球458 死球13 四死球率1.92 暴投19 被本塁打100(率0.409) 被安打1834 失点695 自責点546 WHIP1.04
【技巧派時代キャリアハイ】1956年
56登板（内20先発） 263回0/3 2.12 勝率.600 24勝16敗
完投11 完封2 奪三振123(率4.21) 四球46 死球3 四死球率1.68 暴投2 被本塁打7(率0.240) 被安打202 失点72 自責点62 WHIP0.943
「和製の火の玉投手」荒巻淳選手です。
1年目にパリーグ初の新人王・ベストナインに選ばれ、最優秀防御率や最多勝利というタイトルを獲得し鮮烈なデビューを果たすものの、その年の酷使が祟って武器であったストレートの球威が弱まってしまい2年目3年目と投球回が減少してしまい短命で終わるかのように思われた。
しかし4年目に技巧派に転向。持ち球であったカーブやチェンジアップを磨き、スライダーを新たに取得。リーグ最多登板を果たして防御率も2.14を記録し、見事なカムバックを果たした。
またその年である1953年には毎日オリオンズとMLB選抜が試合を行ったが、その先発として荒巻が登板。8回まで1失点の好投をし、4-1となるものの9回に同点に追いつかれるものの同点で押さえ込んだ。その後毎日が9回裏にサヨナラを決めてMLB選抜に対して9回完投勝利を果たした。
「和製火の玉投手」として有名ではあるものの技巧派として活躍した期間が長い投手であり、実際に火の玉時代を見た人はかなり少ないと思われる。
査定について
今回は1956年を中心に査定しています。
基礎能力
球速は球威が下がったことなどから大きく下げて146km/h。これ以上さげるのはちょっと苦しかった。火の玉時代に出てた球速はこんなもんかもしれないが。
コントロールは技巧派となったことから上方修正。総合的に見れば1950年と変わらない気もするが、ここは色を付けたかった。
スタミナは下方修正。1950年と比べて全体の投球回に大きな変化はなく登板数も多いもののシーズン試合数にして30試合以上の違いがあるため登板頻度は変わりはなく、登板当たりの投球回が落ちていることや試合終盤につれて打たれることも若干あったため。
変化球
おさーるDATA BOXさんより。スライダーが4年目以降使っているみたいなので追加。「カーブを磨いた」とのことからカーブを1上げて総変化12にした。ただしその分特殊能力は抑え目にした。
特殊能力
打たれ強さC：安打に対する失点が低いことや完投数を考慮して。
回復B：リリーフ登板中心であり、長いイニングを投げたりしているものの回またぎ○で補填しているためこちらは若干抑え目に。
回またぎ○：リリーフ中心の起用でスタミナを減らした補填。
緩急○：技巧派らしさを出すため。ストレートはまだ武器として機能していたと思われる。
寸前：敗戦がそれなりにあるが、9回にサヨナラ負けなどを喫することが散見されたため。土壇場になると若干ダメなのかもしれない。
野手能力
打率がいいためそこそこ程度には盛った。ただし投手であることを加味してDにはしなかった。
走力は二塁打が明らかに減っていることなどから下方修正。
余談
このあたりはかなりの打低時代で特に1956年はリーグ防御率が2点台と非常に低い。僕のスタンスとしては基本的にこれらの選手能力を下げる要素は考慮しないようにしているもののあまりにも極端なことや他に付けられる特殊能力も少なかったことから特殊能力をつけての強化の方向は今回はあまり取らなかった。
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