1年目前期その②です。パリーグ各チームのチーム状況とそれに対する寸評を書いています。
なお今作よりチーム成績が詳しくなり、前作までの簡素なチーム成績を見ることが出来なくなったため、一部チーム成績も併せて表記します。勝敗数に関しては順位と直結するため公開しません。
チーム成績の掲載順は順不同になっています。
なお前期終了時の成績を掲載しているので後日公開するタイトルの一部が明らかになっています。
チーム成績(セリーグ)
長良川ペリカンズ
【チーム成績】
防御率3.40 42HP 24S QS率65.3% 打率.267 55本 324点 60盗
【寸評】
投手は先発リリーフ共にリーグトップの成績を残した。4年目の三浦が波に乗った投球を見せてここまで7勝。伊吹も打線の援護を受けて貯金3と上々の仕上がり。エース新垣は相手のエースをぶつけられることも多かったのか4勝5敗と勝ち越せていないものの防御率2.51と十分な結果を残し、チームを牽引した。
リリーフもペレス、長谷川、末松の3人が防御率2.00前後とリリーフの主軸として活躍。他にも今尾や熊崎、山田の3人が続く形で結果を残しており、安定した投手力でチームを勝利に導いた。
打線もそれに続いた。リーグ2位の出塁率や機動力を生かした打線でとびぬけた成績を出す選手はいないものの全体として気が抜けない打線を形成。ホフマンが成績不振で離脱後からやや打線が上向いているのも大きいか。
IEGAグリフィンズ
【チーム成績】
防御率5.14 58HP 14S QS率29.2% 打率.278 105本 356点 42盗
【寸評】
投手は…(絶句)。エースであるはずの中岡が防御率5.00はあまりにも酷い。先発はロックハートを除いて全員が防御率4.00以上。福沢も除くと4.50以上と2回に1失点する状況と打っても打ってもきりがない状況に。そのロックハートもここまで3先発と途中から1軍に上がってきただけに今後維持できるか不透明な部分も不安要素。
リリーフもかなりひどい状況。防御率4.00未満が黄錫源、吾妻、杉江の3名のみ。5.00以上がほとんどとこちらも誰を出しても怖いといった状況。投手陣の殆どがすでに1軍での登板を終えているのもこの状況の厳しさを現している。
一方の打線はリーグトップ。中原と天野はここまで25本塁打をクリア。2番の柳木もここまで15本塁打、秦野も規定打席には僅かに届いていないものの12本塁打とどこからでも本塁打が飛んでくる恐ろしい打線を形成。遊撃手の林田が不振で打線が繋がらない時期もあったものの彼らが火を噴くことでその穴をしっかりと埋めた。この状況がシーズン終盤まで続けばいいのだが…。
九州シーホース
【チーム成績】
防御率4.29 65HP 26S QS率48.6% 打率.269 79本 345点 97盗
【寸評】
先発は富家、鴬塚、七海、由良の4人が活躍。鴬塚はやや苦戦しながらも打線の援護を受けてここまで6勝。冨家はエースを当てられることも多かったこともあり、エースながら借金1と苦戦した。一方で鳳城、土赤龍の2先発は期待に応えられたとは全く言えずここまで防御率6.94に6.27と大苦戦。土に関してはQSを4度しているだけにやや打線の援護が足りなかった面もあるかもしれないがこの2人に代わる先発が出てきていない点も苦しいところか。
リリーフでは守護神の雨宮がその役割を果たしリーグ最多の23S。フライもリリーフながらここまで42回1/3を投げて防御率2.55とその力を十二分に発揮。孤島も失点はしながらもここまで43回2/3を投げており1年目ながらイニングを稼いだ。一方でセットアッパーの青山はホールドこそ稼いでいるものの四球からの失点が多く役割を果たせているとは言えない結果となった。
打線はシャークがチーム内三冠王として牽引。犬神と馬渡が足で作ったチャンスをシャークが返す形を作り、リーグトップクラスの得点力を生み出した。一方で波がある打線でもあり、下位打線には駒を揃えられていない模様。現状は問題ないもののシャークらが落ちてきたときは貧打に喘ぎそうだ。
金鉄エクスプレス
【チーム成績】
防御率4.17 48HP 21S QS率44.4% 打率.258 67本 282点 30盗
【寸評】
先発はエース楠、滝谷不動が共に貯金が3つとチームの先発二本柱として活躍。特に滝谷は前評判を大きく上回る活躍を果たしたと言えるだろう。楠はリーグ2位となる98回2/3とイニングも稼いだ。他の先発陣は丹波橋と菖蒲池がどちらも3.00台で完封も記録するなど活躍を見せたが、他は低調。駒はいるものの裏ローテまではカバーできていない状況だ。
リリーフは前栽が活躍。セットアッパーに守護神と多くの役割を担った。その裏では河内永和が0ホールドながらも34回2/3を投げるなどチームを下支えした。守護神の難波はケガもあってかここまで8登板とほとんど出場しておらず、今後の活躍に期待がかかる。一方で防御率3.00前後のリリーフが数人いるもののホールドをほとんど稼げておらず、ミスマッチ感が否めない。
打線は川越富洲原と五位堂の二人が牽引。ここまで共に3割と15本塁打をクリアと安定した活躍を見せた。一方で打線の繋がりは他球団と比べてやや乏しく機動力が生かせていない状況もあり、得点力はそこまで高くないのが厳しいところ。中軸の前で塁を貯め、進めておきたいが…。
南紀白浜パンダスターズ
【チーム成績】
防御率3.75 30HP 16S QS率51.4% 打率.249 50本 262点 49盗
【寸評】
先発は安定した活躍を見せたものの打線に恵まれずにここまで勝ち越せたのが岩本のみ。活躍が期待された大物助っ人アロースミスでさえ勝ち越せていない状況は非常に苦しいだろう。浜崎を除いて大きく負け越している先発がいないのが救いか。決して悪いとは言えない先発陣だけに打線の奮起に期待したい。
リリーフも全体として一定の活躍を修めたものの、軸となる青木や高尾らがリリーフを牽引する結果を残せていないのが難しいところ。海田、伊藤雅也、二見の三人が防御率1.00台と結果を残せているが3人合わせて8HP4Sと要所での起用に至っていない。青木らの奮起に期待したい。
野手は規定打席をクリアしている紘崎、加賀美、笹山、シーボルJr.の4人は3割前後と安定しており、紘崎と加賀美は2桁本塁打と活躍を修めているもののそれ以外がかなり厳しいところ。伊藤裕之を除けばほぼ全員が打率2割前後。中軸に大きく頼る形となっており、リーグワースト2の得点力となった。芹澤やグランらの奮起に期待したい。
シャイニングバスターズ
【チーム成績】
防御率3.71 49HP 24S QS率55.6% 打率.267 81本 354点 47盗
【寸評】
先発は鈴本が両リーグ唯一の2桁勝利、防御率など複数の項目でリーグトップを飾るなど球界を代表する選手として君臨。他に佐藤や松山ら先発陣が一定の活躍を修めており、先発陣はリーグ2位の防御率と安定。
一方でリリーフは絶対的な柱といえる選手がおらず、山本がここまで39回1/3と奮起しているものの防御率は3.20とやや物足りない成績。守護神のオルティズも19Sを挙げているものの4.00近くと優秀な先発陣からの勝ちを維持しづらい状態となっている。
打線は2桁本塁打が4人、9本の遠藤も加えると5人で60本塁打と爆発力のある打線を形成しており、リーグトップクラスの打線を形成。開幕からの連続出塁記録を更新したヴィクターが出塁し、後続のウタカタや玉置が拾う形で4番を起点にしても得点できる強かさがある。一方で下位打線やベンチはそこまで安心して任せられる打者がいないため、主力のケガで大きく得点力が失われる可能性があるのが不安要素か。
高知アクトマイルズ
【チーム成績】
防御率4.29 38HP 15S QS率38.9% 打率.249 41本 242点 34盗
【寸評】
先発陣ではリリーフを兼任している辻川以外は貯金なし。総合して見ればリーグにやや及ばずといったところなものの打線の援護が乏しく、勝てる試合も勝てないというのが現状か。西田は3完投、ドーソンは2完投と先発投手が投げ切らないと勝てないという点も非常に苦しいところ。
リリーフはセットアッパーのデイビスが力を発揮。速いボールで三振を奪いここまで17HPと勝ちを繋いでチームに大きく貢献。ベテランの御手洗もここまで35イニングを投げて防御率3.09とチームを大きく下支えしてくれている。しかし他のリリーフ陣は任せるには心細く、田邊や新妻が抑えとして起用されたものの安定した活躍を見せられずに守護神不在の状態。この点も難しいところか。
打線はリーグワースト。打率が高くないこともそうだが、何より厳しいのは長打力。ここまで二桁本塁打は横溝の10本のみ。越野やローレンスが長打力として期待されたもののそれぞれ6本、2本と期待に応えられていないのが非常に大きい。盗塁もワースト2と足で稼ぐこともできていない点は非常に厳しい。ここからの巻き返しを図りたいところだが…。
静岡鈴切クライマーズ
【チーム成績】
防御率3.96 60HP 19S QS率41.7% 打率.269 57本 298点 45盗
【寸評】
先発はフレッチャーがここまで6勝3敗でエースとしての役割を果たした。河原崎も投球内容こそやや良くないもののここまで規定投球回をクリアとイニングイーターとしての役割を果たしている。他にも赤尾やラモスらが先発登板は少ないものの一定の活躍を見せており、先発陣はやや安定しているか。
一方のリリーフ陣は非常に苦しいところ。守護神の三田村は防御率3.00近くではあるもののまだ2.00台で12Sとある程度の活躍は見せているものの、セットアッパーの加我ら他のリリーフ陣は防御率4.00台で勝敗がつく登板もママあり、活躍できているとは言えない状況。好投しても先発に勝ちがつきにくいのはこのリリーフ陣にあるか。
打線は1番から6番までがほぼ3割打者と言っていい数字を残しており、繋ぐ野球が出来ているか。特に5番と6番を打つ芳賀と相田が共に.335と高打率を記録しており、アラウホを打ち取っても全く油断できないのは非常に怖い打線と言えるだろう。一方で下位打線となると大きく打力が落ちるため、相田までに得点する必要がある打線ともいえる。このまま6番までの打者が好調を維持し続けてほしいところではあるが…。
雑感みたいな
こちらも超打高です。グリなんとかを抜いたとしても防御率4.00台がデフォは流石にキッツイ。ま、打高の原因の一つがグリフィンズなんですが。
現時点で「これはテコ入れした方がいいんじゃないか」という球団があったりなかったりするので2年目以降どうするかちょっと考えています。後日発表しますが、ドラフト選手の応募は多分しません。なぜなら更新ペースがめちゃクソ遅いから…(俺が悪い)。
次回