パワプロのこととかを書くブログ

タイトルどおりです。パワプロのことを書くだけです。

名将甲子園が終わったので色々思ったこと

タイトル通り…ではないです。元々は「なぜ失敗したのか」みたいなタイトルだったのですがなんか嫌だったので変えただけで中身はそういうやつです。

オフライン化で完全にサービスが終了したのでいい区切りということで書いていきます。思うところは色々あったって話です。

 

 

名将甲子園は失敗だったのか

という話から始めていきます。

さて、失敗だったのかという話ですがソシャゲ形式のゲームでサービス(オンライン期間)が1年と数か月で終了しており、非常に短いことが一つ。というよりも事実上の運営は8か月ほどで完全に終了しており、残りは消化試合のような状況だったこと。次にコンテンツ展開(シナリオ追加)が3つ目の古代高校で終了しておりこれはサービス開始から4か月足らずの時期に配信されたものであること。

以上からコンテンツ展開をしていくほどの利益が見込まれなかった=失敗だったと結論付けています。

 

ではなぜ失敗に至ったのかという点について述べていきます。

 

パワプロ2018内のゲームである点

まずこれです。一番大きな要因だと思います。パワプロ2018がダメとかそういう話ではなく、プレイするのにパワプロ2018が必要かつLIVEパワプロに接続する必要があることが問題です。

名将甲子園はガチャを回して利益を得るソシャゲの形をとっているのですが、こういう形のゲームは「基本プレイ無料」を謳っているものがほとんどです。しかし名将甲子園に関してはプレイするのにパワプロ2018が必要です。ここで新規獲得に大きな障壁が出てきます。

「基本プレイ無料だからちょっとやってみるか~」と始めるのと「買ったゲームに追加されたからやってみるか~」ではどう考えても後者の方がやる人間が狭まる上にCS版とソシャゲでターゲット層がズレているという二重苦。基本プレイ無料版と称してサクスペのように展開するべきだったと思います。

次にLIVEパワプロに繋がないといけない点。そもそもパワプロ2018の起動そのもので他の基本プレイ無料のゲームと比して時間を取られているのに、これに繋いでどうこうするのに数十秒時間を取られるとなると非常にプレイが億劫になります。サクスペと比べると起動時間にメチャクチャ差があると思います。

ただパワプロ2018内のゲームということにしただけでプレイまでの小さくない障壁が生まれたのはかなり大きいと思います。更に言えばパワプロ2018ユーザーと名将甲子園を求めているユーザーは若干ズレているというのも大きいです。

 

プレイにかなり時間がかかる

次にプレイ時間です。名将甲子園は1年春~3年夏の約2年半分のプレイになるわけですが、現行のサクセスなどと比してもかなり長いプレイ時間に対する対策が当初は全くと言っていいほどなされてなかったのが大きいです。

まず自動早送り機能が最初から実装されていない点。□ボタンを押せばある程度早送りしてくれますが、自動早送りと比べるとかなり時間がかかるためプレイ時間がメチャ長いです。更に当初は「○○の走力が23になった」などの表記もいちいち表示されていたので余計に長かった。

パワプロ2018のサクセスには実装されていたスキップ機能もなければイベントショートカットもなく、毎度毎度同じイベントを繰り返し見せられるのに時間短縮が全く図られてないと育てる時間よりも繰り返しのイベントを見せられる時間の方が長くなるというのもかなりの問題でした。

でー、プレイに時間がかかるとなるとやっぱり「お手軽感」がなくなるのでプレイそのものが億劫になってしまうんですよ。そもそも上述のように2018内のゲームでLIVEパワプロ起動しないといけないので余計に「腰を据えて」やる必要があるようになります。セーブ機能もありますが、繰り返しすることになるのでセーブするのは面倒な部分があります。どうせならやり切りたい。

何よりキツイのは、他のパワプロシリーズでの育成モードであるサクセス(アプリやサクスペも含む)やパワフェスでは時間短縮として自動早送りorスキップ機能があるため余計に「遅さ」を感じたのがかなりキツかったです。これで億劫になった人それなりにいたんじゃないかと踏んでいます(僕はそれで2か月ほど触れなかった)。

 

一番最初の体験がかなりしんどい

www.heroin-powerpro.com

こちらにも書いたのですが、一番最初に「ゲームの流れを知るため」みたいな感じで1プレイさせられるわけですが、その体験が「難しいもの」として映らざるを得ないものになっていることが非常に大きな問題としてありました。

上記の記事の通り、サクセスキャラの初期能力がこれでもかというほど低く、更には最初はSRが早川あおい(強くない)しかおらず他は全員Nという状況で全くチームとして育たないまま1時間以上の時間を取られます。僕の時は甲子園出場なんて夢のまた夢レベルにしか育たなかったです(「下手だったから」という突っ込みが入りそうですが、そもそもこれは最初のプレイなので下手なのが当然としか言いようがない)。現状ではオフライン化していることや僕が体験したのがリリース初期だったため、現在はどうなっているのかわからないのですがコレで脱落した人もかなりいたと思います。

実際は1プレイした後に大量のパワダイヤやチケットが入手できるのでレア度が引き上げられて次回以降は全然違った体験となるのですが、最初の体験が悪すぎて切ってしまった人も多かったんじゃないでしょうか。

 

 

細かい点を挙げていけば色々あるんでしょうが、正直この三つがメチャクチャデカいと思います。「新規獲得」と「継続」に大ダメージを受けているので。

ガチャを回させるのに基本プレイ無料にせずに2018内に設置してLIVEパワプロまで噛ませたのは流石にやるための障壁が高いし、プレイ時間を何も考慮していない上に絶対に最初から搭載できた自動早送りを実装しなかった上に実装したらしたで試合を挟むと早送りが解除されるという意味の分からない機能にしたのもおかしいし、最初の体験に関してはマジで酷かったのです、自動早送り機能がついてから2度目以降のプレイは面白かったのでブラッシュアップして携帯アプリなどで出てくれるといいなあと思います。

 

これは前にも書いた気がしますが、ポテンシャルは本当にあるゲームだと思うのでアプリでリニューアルして、過度なインフレで「限界が見えた~」と言われ続けているアプリをやっている層を取り込んでほしいなと思ってます。

正直今回挙げた失敗点ってゲームの中身よりもアクセスのしづらさとか快適さなので、そのあたりをもう一度見直してもらえるといいなあと思います。思うだけでKONAMIに言ったりはしないんですが。とは言え2018でサービスを終了しているので難しいかなぁ…。

 

以上です。